ライン

☆研究報告書009☆
スケーティング ストップ

インラインはまだまだ1つ1つの技術の確立がされていない
部分が多いのでほとんどの人が我流で修得していきます。

特にアイスホッケーのような指導する立場の人間が少ない
こと、指導のもとになる教本がほとんどないこと、インラインか
ら始める人はほとんどがストリートホッケーから始めることなど
の理由で正しい知識が与えられないままのため我流になって
しまうのだと思います。

しっかりと技術として確立されているアイスホッケーの技術が
そのまま使える部分はそれでいいのですが、特にストップに
関してはインライン独特の技術になるため、まだまだ個人差
が非常にあります。

特に「ホッケーストップ」と呼ばれるものに関しては、実際に上
級者ですら微妙にやり方(ウィールの寝かし具合、足の使い方
、腰のひねり方、上半身の使い方)が違っていて、正直なとこ
ろ、基本的なところ以外はどれがいいのか判断が難しいところ
です。。

ただストップの性能は「スピードを出した状態でも短い距離で
止まれる」
ことが最善なことなのだいう認識では皆一致してい
るようですが、方法論で若干違いが出ていると言うところでし
ょうか。

ストリートでよく見かけるのは「Tストップ」と呼ばれるものと「パ
ワースライド」と呼ばれるものです。

いずれもアスファルトや比較的グリップの良い路面での止まり
方でスポーツコートやインライン専用コートなどの路面は滑らか
でグリップ力があまりないので不向きな止まり方ですね。
止まった後の動きも極端に遅くなります。

また「Tストップ」は主に減速で使えますが、「パワースライド」を
身につけてしまうと「ホッケーストップ」をマスターしようと思った
とき、腰を回しすぎたり、ウィールを寝かしすぎたり、足を伸ばし
すぎたりする癖を克服するのが一苦労になったりします。

はじめから「ホッケーストップ」を身につけられればそれに越した
ことはないように思いますが、練習する環境や技術的な難しさな
どもあってこれを修得するのはホッケーの第1関門になっている
と思われます。

しかしストップが出来るようになることで確実にプレーの幅が広
がりますし、「止まれる」という安心感が更にスピードを出せるよ
うになる相乗効果もありますので頑張って身につけましょう!

では良いホッケーストップをするためのの注意点とはどんなもの
でしょうか?


1.腰の回転を使わない
2.外足を進行方向に対して直角にスケートを向けて止まる
3.ウィールを寝かせすぎない
4.摩擦力を得る外足を伸ばしすぎない
5.上半身の回転と傾きによる重心の乱れを避ける


非常に難しいので、コツをつかむまでにかなり時間がかかり
ます。最初はウィールを寝かし気味、足を伸ばし気味にする
ことでコツをつかんでいく人もいますが。。。

自分は初心者の方に以下のように教えています。
(すいません。。写真は後ほど付け加えますね。。。)

1.先ずセンターラインなどのまっすぐなラインの上に立つ

2.両膝両足首を良く曲げ、膝のバネが効くようにしながら
、はじめは遠心力で後ろに倒れないようにやや前屈み気
味で前に滑り出す

3.右足で止まる場合は、右足を少し外側に向け、やや右
外向きから小さい半円のキャリングを行うつもりで滑りだす

4.この時、はじめに右足の前の1番目と2番目のウィール
に体重を乗せておいて、右足の半円回転が中頃付近に達
する少し前辺りから、2番目から3番目辺りに重心を移動さ
せる(と一番前のウィールがキャリングのように進行をリード
することなくグリップ力のみが発生しタイヤが流れます)

5.この体重移動の際に体全体が後ろ体重にならないよう
に気をつけながら、腰の回転を止め、膝のバネでバランス
を取りながら、はじめのラインに真横を向いた状態で止まる。
(と必然的にスケートはラインと直角になっているはずです)

以上のような感じで教えていますが、キャリングが上手くな
って片足に体重が乗せられるようになってくる頃にはストッ
プが出来るようになりますね。

このホッケーストップの注意点は腰や足を思いっきり回転さ
せるとその遠心力も止めないといけなくなるので、回さない
ようにすること。

ウィールのどの部分に自分の重心がかかっているのか注意
しながら膝と足首の柔らかい曲げで調整すること。

あくまで最大でもラインからラインまでの半円上で止まること。
それ以上体が回ってラインより足が出てしまうようだと、試合
でスピードを出したときに遠心力でコケます(笑)

上級者は外側に足を回すことなくブレーキがかけられます。
(初動をなくして素早く止まれるということです)

さらに体重のほとんどをストップする足にかけられたりします。
(重心が強く乗ることでよりグリップ力が高まり短い距離で止
まれます)

ストップの達人になるべく精進しましょう!


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